2012/06/02

のら犬と私(3)

暑い日差しの中、しかもお昼時という一番気温が上がる時間帯に、2件目の動物病院めざして1人と1匹は歩き続けました。午後1時までに到着しないと、動物病院が休憩時間に入ってしまいます。枯れ枝のような足をしている犬でしたが、早足で歩いてくれました。途中、日陰に入って、水を与えるとたくさん飲みました。

動物病院のドアを開けると先客がいて、少し待ちましたが、すぐに診てくれました。診察台は約1mくらいの高さなのですが、上に抱え上げようとすると犬は先生に吠えて、噛みつこうとしました。私はちょっと驚きました。どうしてこんなに、人によって態度が変わるんだろう?犬とは不思議な生き物です。先生は看護師さんに手伝ってもらって、犬の口を包帯で巻き、噛まれないようにしてから検査を始めました。

わかったことは、フィラリアは陰性であること、だいぶ年をとっていること、痴呆症があるかもしれないこと、首輪の状態を見る限り、あまり良い環境で飼われてはいなかったであろうこと、そして首輪の裏側にも住所や電話番号、名前は書かれていないということでした。こういう時、連絡先さえわかればと本当に残念です。

財布を持たないまま来てしまったことを先生にお話しすると、「いつでもいいですよ。」と言ってくださいました。愛犬がお世話になっているので、うちの住所や電話番号もカルテでわかります。信用してくださる先生たちに感謝しました。ご参考までに、健康診断や血液検査(フィラリア検査)で約5,000円かかりました。

再び暑い日差しにさらされながら、1軒目の病院に戻りました。そこで、私の自転車をピックアップして、片手に犬のリード、もう片方の手で自転車を押しながら帰宅しました。ああ、何て遠い道のりなんだろう。とにかく帰って、たっぷりのごはんと水をあげよう。ベランダにつないで、しばらく様子を見よう。そう考えながら、ひたすら歩きました。

家につくと、早速、ごはんを準備しました。犬は夢中で食べ、たっぷりと水分補給をすると、もみじとブロック塀の陰に横になって、昼寝を始めました。ようやく安心したのでしょう。犬の下にはセルフ・ヒールという名のハーブが絨毯のように茂っていました。

ぐっすり寝ていた犬に、変化が現れたのは、夜暗くなってからでした。



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本日のメッセージ

【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。こんにちは、中村久美恵です^^ 今日もあなたが目覚めるメッセージ♡お届けします。 ...