こんにちは!どうせお金持ちになるなら、やっぱり、幸せ~なお金持ちになりたい中村久美恵です。
先日、年収1千万円を軽く超える60代後半のおじさんとうどん屋でディナーしました。田舎だと、お金を使う店もありません。(笑)
そうなんだよね~、と思うお話をしてくださったので皆さんにもシェアしますね!
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その方には当然、お金持ちのご友人が多くいて、お付き合いもいろいろあるのですが、最近は友人を見送ることも増えた、とおっしゃいました。
そうだよな~、と思っていると
「なーんないっちゃんね!」(何にもないんだよな!)
「え?」
「もう、何もないんよ。お金持っとったっちゃ、なーんない。」(お金も持っていても、何もならないんだよ。)
「え~?どういうことですか?」
「お金残したってさ、どんこんならんめぇが?子供に残したっちゃ、ケンカになるだけやん。なーんならんと。」(お金を残しても、どうにもならないだろう?)
「え~?でも、お金をこどもに残してあげたい、って普通じゃないんですか?」
「いやいや、いらんと。特に男は自分で稼がせんと!金残したって、どうせ、使うだけやろ?土地残したっちゃ、売るだけやろ?」
「はぁ、まぁ、そうかもしれないですねえ・・・」(自分で苦労して手に入れたものではないので、そういうことは多々あるだろう、と想像。)
「お金もっとってもよ、だーれん来んとたい!」(お金を持っていても、誰も(葬式に)来てくれないんだよ)
「え?そうですか?」
「そうよぉ!お金をね、他人のために使わんなら、年取っても、誰も来んと。」
「ははぁ、なるほど。」(生き金を使う、ってやつね!)
「そう、だーれんこんやつは、ケチやったと。だけん、だーれん来んとたい。人のために使わんといかん!」
「あ~、そうかもですね!」
「さみしいよぉ~、だーれん来んけんね!」(寂しいもんよ、誰も来ないんだからね!)
「そうか~(´-ω-`)」
「そう!お金あるっちゃけん、困ってる人のためにどんどん使えばいいとたい!貯めとったっちゃ、なーんならん!」
「うんうん、循環ですね。」
「そう!!あんた、話わかるね~!」
「ありがとうございます(笑)●●さんは、その点、ぜんぜん心配いらないですね?」
「そうよぅ、おれはね、もう来んな!っていうくらい来るっちゃん。(笑)こん前もさ・・・」(もう、来るな、っていうくらい来るんだよ。この前もね、・・・)
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田舎のお金持ちっていうのは、土地持ち、山持ち、畑持ち。汚れた長靴に自転車をこいで出かける年収億単位の人が、ゴロゴロいます。
引き継いだお子さんたちは、だいたい会社勤め。親から受け継いだ土地にアパートを建てて不労働収入を得たり、売り払って現金に換えたりというのが一般的です。
親御さんが愛情いっぱいに、「孫どんのためにのぅ♡」(孫のためにねぇ♡)と有機栽培作物を大切に育ててきた畑でも、引き継ぐ側にとって気になるのは、税金やその後のこと。会社員をしながら500坪の畑を耕して面倒みるなんて、無理ですもんね。
30代、40代だとお金の使い道はたくさんありますが、60代、70代になってくると、お金は余るばかり。オシャレはしない、外食もしない、人付き合いもしない、飲みにも行かなくなる。(というか、田舎は店が近所にない)
となると、地域の古くなった公民館等に寄付したりすればいいのかもしれませんが、それはしたくない。他人のために使うくらいなら、家族に残したい、と思うのかもしれません。
自分ひとりで住むのに、大きな家はいらない、それよりも友達が集まる温かい家。
プライベートシェフを雇って、毎日おいしい料理を作ってもらうよりも、自分が食べたいものを食べたい時に、食べたいだけ作る、気軽な毎日。
こどもに最高の教育を受けさせる時期も終わり、あとは自分の好きなことにたくさんのお金を費やせる・・・けど、以前のようにアクティブではないから、ほどほどで良し。
年を重ねてくると、物事の価値観が変わってきて、欲しいものも変わります。
どんなにお金持ちでも不健康だとか、
どんなにお金持ちでも孤独だとか、
どんなにお金持ちでもお葬式に誰も来ないとか、
そんな人間にはなりたくない。
おじさんの言うことがわかるなあ、と思いました。
天職探しは「魂」の落ち着く場所を探していることと同じだと感じます。心の底から安心できて、楽しめて、しかも困っている人の役にたてる場所。自分にとって、いったい、そこはどんな場所なのだろう?どこにあるのだろう?
あなたがお金を稼いだ先にあるものは、いったい、何ですか?
お金持ちになると、他人から狙われる。
お金持ちになると、急に知らない親せきが増える。
お金持ちになると、友達から借金を言い寄られる。
そんな思い込みがありますか?
もしあるなら、それは、本当なのでしょうか。
どんなお金持ちなら、他人に狙われず、知らない親せきも増えず、借金の申込みもないのでしょうか?
どんな人柄のお金持ちなら、信頼できる人々に囲まれて、楽しく過ごせて、お葬式にはたくさんの人たちがお別れを言いに来てくれるのでしょうか。
どんなお金持ちなら、自分が亡き後、残された遺族の力になってくれる友達がたくさんできるのでしょうか。
友人らしき人たちが誰も来ないお葬式で、おじさんは、あらためて、自分の「在り方」を誓ったのだろうと思いました。
人に好かれるお金持ち、いいですよね。
私もそうなります!(*‘∀‘)/