2015/03/12

変わらない情熱




ビル・カニンガムという、
おじいちゃんの(失礼!)
ファッション写真家をご存じですか?

ニューヨークタイムズのStyle欄に
毎週末、彼の写真が掲載されています。
同サイトでは彼の音声で
写真の説明や彼が感じたことを
話しているのが聴けます。

NY TIMES website


初めて彼を知ったのはDVDでした。

プラダを着た悪魔、という映画のモデルとなった
USヴォーグというファッション雑誌の編集長に
「私たちは彼のために着飾っているのよ」と
言わしめてしまうほどの人物。

彼に写真を撮ってもらえないときは
アナ・ウィンターさえも、がっかりだそうです。

ビル・カニンガムのもとには毎週
数えきれないくらいの
イベント招待状が届きますが、
どれに足を運ぶか、
ご自身に正直に選んでいます。




彼はその経歴と作品から
カメラマンとして
デザイナーたちからとても
尊敬されていることが
よくわかります。

それなのに!

ご本人はまったく飾らない方で
スーパーで売ってるような
安い作業服をジャケット代わりに、
NY中を自転車+メッセンジャーバッグで
かけめぐり、写真を撮り続けています。

周囲からの評価は高くても
たくさんお金を稼ぐようになっても、

ご本人の他人に対する態度、
好きなものに対する価値観、
仕事に対する姿勢が
変わらないところが素敵です。

同じようなことを
このメジャーリーガーからも
感じました。

一生懸命働いて、シンプルに暮らす。

年齢を重ねても、
年収が変わっても、
環境が変わっても、

変わらない彼らの
自分の価値観に対する
ゆるぎない姿勢。

何が自分にとって大切なのか、
よくわかっています。

自分もそうありたいと、
彼らを尊敬しています。




2015/03/11

3月11日によせて



忘れもしません、4年前のこの日。
信じられない思いで、
仙台空港に津波がなだれ込む様子を
インターネットの動画で何度も見ました。

ご近所の老夫婦はTVを見ても
実際に起こっていることだと
信じられなかったそうです。

私が住む福岡県にも、
福島から移住していらした方たちが
多く住んでいます。

今朝のラジオで
福島で居酒屋を営んでいらした家族が
福岡で和食屋を始めた、
地元の人はかれらが福島から来たと知ると
「がんばってね。」と声をかけてくれるそうだ、
と話していました。

人はまだまだ捨てたもんじゃないな、と思います。

この家族は福島を出る決心をしたとき、
周囲の人たちから
「福島を見捨てるのか!」
と責められたそうです。

神奈川県に住んでいる私の知り合いも、
同じようなことを話していました。

みな口には出さないけれど
暗黙の了解として
「お互い、ここから逃げないこと」
という雰囲気があったそうです。
今もあるのかな?

私が思うのは、
「他人はあなたの人生を歩めない」
という事実をどうとらえるか、です。

こどもにも大人にもありますが、
「●●さんが△△と言ったから、私もやらない。」
「仲間はずれになりたくないから、やる。」
というときがありますよね。

どちらの場合も、最終的に
やらない・やる、と決断したのは自分です。

だから、やっぱり自分の責任です。

決断の結果を、

肉体の健康面で、
精神的な安心感について、
人間関係の感情面も、

「受け取る」のは自分です。
すべては自分に返ってきます。

人と違う決断をしても、
それが、どうしても
自分に必要だと思えたなら、
堂々と行動すればよいと思います。

今も多くの方が
福島のために働いています。

放射能の影響は長く長く続くだろうけれど、
それにも負けないで、
忍耐強く生きる人たちを
心から誇りに思います。




2015/03/10

変で人と違う自分




アカデミー賞で受賞した
グレアム・ムーアという男性の
スピーチ、感動的でした。

こういうことを言ってくれる人が
出てきたんだな~としみじみ。

脚色賞を受賞した彼は
16歳のときに自殺未遂したことを
スピーチで話しました。

続けて、

「(自殺未遂した理由は)
僕は自分が変だと思っていたし、
人と違っていると思っていたし、
居場所がないと感じていたからです。

でも、いま、ここにいます。

そして、もし
自分は変だ、人と違う、
どこにも居場所がないと
感じている人がいたら

いいえ、あなたの居場所は必ずあります。
僕が約束します。

そして、次はあなたの番です。
あなたがこのステージに立ったら
次の人にこのメッセージを
伝えてあげてください。」

とスピーチしました。
この後、大喝采で
多くのスター達が立ち上がって
拍手をしていました。

ツイッターでは
#(ハッシュタグ)変なままでいよう
人と違うままでいよう、という
言葉がまたたくまに広がりました。

この言葉に助けられた人が
あるいは今助けられている人が
どれだけいるだろう、と思います。

自分はなぜか、理由はわからないけど
人と違うとあなたが思っているなら、
同じような人がたくさんいるから
心配する必要はありません。

そもそも、私もそう感じていた一人でした。
そうして、そのまま人生を歩んできました。
そして、あるとき、BBSHに入学してみたら
そんな自分を「完全に」受け入れてもらえる
場所があるということを知りました。

そして、その孤独感を「個性」として
人と違う道を歩んでいいのだ、と思える
勇気をもらいました。

○○か●●大学へいって、
○○円くらいの給料がもらえる会社に入って、
幾つくらいになったら結婚して、
少子化社会だからこどもを生んで、、、

社会が若者たちに期待する「レール」を
そのまま行くことは安心につながります。

けれど、そこからはみでてしまうと
「自分はダメなんだ」
「自分は出来ないんだ」
「ほかの人は出来てるのに」
などと落ち込んでしまいがち。

本当は一人一人違うはずなのに
いつのまにか
「みんなと一緒だと安心」
「みんなと違うと不安」
という見えない枠にはまって、
自分じゃない誰かに
なっているのかも。

人と違うことが当たり前だからこそ、
世の中のいろいろなことが
回っていくんじゃないかな、と思います。











2015/03/09

本当の自分




今年のグラミー賞で4部門を制した、
若干22歳のサム・スミス。

初めてその声をラジオで聞いたときは
女性だと信じていました・・・。

ご本人はCDを出す前に
ゲイであることを公表しました。

CDを出した後に公表すると
売り上げを伸ばすために
隠してたんだ、と言われるだろう、
それは本意ではない、という思いから
事前に公表したのだそうです。

素敵です。
わたしはLGBTの人たちが
そうじゃない人たちと
同じように普通に生活できる
環境、社会は大事だと思っています。

米国のエレン・ショーという
トーク番組で、司会のエレンが
こう言ってました。

「あなたが『痩せようとしたり、違うことを
してみたり、いろんなことをしてきたけど、
本当の自分になるまでこんなことは
起こらなかった。』って言ってたのが
すごくよかったわ!」

多くの人が自分じゃない誰かに
なろうとしてるよね、悲しいことに、
とサム・スミスが答えていましたが
このやり取りに感動しました。

誰だって、本当の自分じゃない
理想の自分を追い求めて
(つまり、自分の外に何かを求めて)
もがくけど、自分自身でいいんだよ、
ってことですよね。

本当の自分って、何?という方も
いらっしゃると思います。

BBSHの学生時代、よく先生方から
「あなたは誰ですか?」という問いが
ありました。

でも、そのときは、この質問の
意味の深さがわからずに
「?」でした。

本当の自分になったときに、
宇宙と呼応して
奇跡が起きるのかな。

わたしにはどんな奇跡が起こるだろう。
楽しみだな。






2015/03/08

ささやかな幸せ




先日、お誘いを受けまして
二胡(にこ)の演奏会に
お出かけしてきました。

弦が2本しかないのに、
どうしてあんなに多様な
音が奏でられるのか、
素人の私は感心しきりでした。

月琴(げっきん)やギターも含めて
22曲が披露されたのですが

不思議なことに
曲を聴いていると
美しいヴィジョンが浮かびました。

それは牛と人間が働く水田を
夕陽が美しく照らしている様子だったり

田舎の農村の畑を走り回るこどもの
楽しそうな風景だったのですが

それは、曲と演奏者が創り上げた、
肉眼では見えない美しい芸術でした。

曲目が進み、
「見上げてごらん夜の星を」の曲が
奏で始められると、
今度は美しい夜空が広がりました。
(私の第6チャクラで見てます)

そして、突然わかりました。

ああ、マロンは星になって
私を見守ってくれてるんだ。
いつも、よく見てくれてるんだ。
必ず、見てくれてるんだ。

よく、こどもの絵本とかで
ありますよね。
あれは本当なんだな、って
感じたんです。

変ですよね。でも、それは
ひらめきにも似た、
「ただ、そうだと知っている」
という感覚です。

疑う余地が全くない、
ただ、とにかく、そうだと知っている、
そんな感じでした。

涙が浮かんできて、
この演奏会に来たかいがあったな、
このメッセージを受け取りにきたのかも、
と感動しました。

音楽はしばしば、天国からの
メッセージを人間に伝える際に
利用されます。

言葉やメロディであなたに伝えたいことを
はっきりとわかりやすく伝えられる
一つの手段だからです。

久しぶりに聞いた曲だったので、
もう一度聞きたいと思って
動画を探しました。

夏川りみさんの歌もすごくよかったのですが
添付ビデオの坂本九さんの笑顔に
何とも泣かされました。

彼の歌は魂に響くなあ、
と改めて思います。

歌詞も素敵です。

”小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを歌ってる”

”ボクらのように名もない星が
ささやかな幸せを願ってる”

毎日の生活に
ささやかな幸せを
たくさん見つけられたら
私たちはもっと
幸せになれるのではないでしょうか・・・。







私たちの究極の人生の目的

【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖私たちの悩みはどんなものでも、自分の内側を見れば必ず解決していきます✨ ****** こんにちは、中村久美恵です^^  暑かったり寒かったり、お天気が一日のうちに目まぐるしく変わり、昼と夜の気温差が15度...