マロンがいなくなってから、
自分の価値観が大きく変わりました。
大きな家も、
広い庭も、
お金も、
マロンがいたから「必要だ」と思っていたのに
愛する存在がいなくなってしまったら、
これらには何の意味もなくなってしまいました。
いったい、私のアイデンティティって何だろう?
何のために仕事をするのか?
何のために生きるのか?
朝は泣きながら目覚め、
日中は身体から離れてぼーっとしてしまい、
夕方の散歩時間になっては泣き、
夜は本を読みながらまた泣く。
そんな3週間でした。
孤独の中で見つからない答えを探しながら、
自分とマロンにしかわからない私たちの関係が
どれだけ愛に満ちたものだったのか、
どんなに貴重なものだったのか、
どれだけ思いを馳せても
もう二度と、あの柔らかい毛皮に
触れることはありません。
マロン、お母さんはあなたが大好きでした。
そして今も、変わらずあなたを愛しています。
最後の夜から亡くなった翌日にかけて
わたしに起こったマロンとのコンタクトは
また改めて書き記したいと思います。