2012/04/09

自分を大切にする

自分を大切にする。
あなたにとって、自分を大切にするって、どういうことですか?

 
わがままとは異なります。明らかに、違います。
過保護でもありません。ベクトルが違います。

 
自分を大切にする。

 
  1. 本当のことを、話す。恐怖から、理由を作らない。
  2. 素直になる。寒いときには我慢せず、セーターを着る。
  3. これだけはゆずれない!ということのために立ち上がる。勝ち負けではなく。
  4. 痛みを認める。そこに在る、ということを確かに認める。
  5. 自己価値を認める。生きていてもいい、必ず誰かの役に立つはずだと信じる。
  6. 忍耐強く、待つ。決してあきらめずに、続けていく。
  7. 時には泣く。誰かの胸を借りて。ぬいぐるみだっていい。
  8. 笑う。楽しい時の自分は周りも幸せにする。笑顔はタダ。
  9. 歌う、踊る。でたらめでいい。身体と心をウキウキさせる。
  10. 遠くを見て、決意を新たにする。今までやってきたことでも、改めて。
  11. 本当に、やりたいことをする。嫌なことに時間を費やすのは止めて、行動しよう。

 
自分を大切にする。
小さなことから始めませんか?
出来ることから。
1日1個。
それでも、ゼロじゃなく、前進しています。

 
足を一歩前に踏み出す時、そこから道が出来ていきます。

 

2012/03/29

モコちゃんと私(3)

小さな小さなモコちゃんは、本当にお年寄りでした。歯がほとんどなかったのですが、食欲はあったので、猫用のレトルト(シーチキンがさらに柔らかくなって、細かくほぐされているようなもの)を一生懸命食べて(飲んで?)いました。「誰も取らないから、ゆっくりお食べ。」と言っても、必死に食べていました。

目もあまり見えてなかったかもしれませんが、動きは敏捷(びんしょう)でした。膝の上にのってくると、服を通して爪がチクッとすることがありましたが、なかなか切らせてくれず、ついに切らないままでした。一度も爪を切られたことがないから、何をされるかわからず、怖かったのでしょうね。

そんな甘えん坊なモコちゃんとのお別れは、突然やってきました。

私はその頃、BBSHという学校でハンズ・オン・ヒーリングを習っていて、各月で1週間ずつ、家を空けていました。その日は家に帰る日で、待合ロビーへ向かって歩いているところに携帯がなりました。電話は母親からで、モコちゃんが具合が悪くて、多分駄目だろう、という電話でした。いったい、どうして、そんなことが?と詳しく話を聞きたいものの、せめて自分が到着するまで待ってほしい、そう願って母親にいくつかのエッセンシャルオイルを使ってみるよう勧めてみました。

母親は私と話したあと、オイルを実際に使ってくれました。その時のことを、こう話してくれました。
「不思議だったわ。ラベンダーのにおいを嗅いだら、目をつぶっていたモコちゃんが、パッと目を開けたのよ。ずっと寝てたのに。驚いたわ。」
ラベンダーは旅立つ前の人に使うと、本当に安らかな気持ちになれる、と聞いたことがあります。猫のモコちゃんが実際どうだったのか、知る由もありませんが・・・。モコちゃんは前日、日当たりが良い場所で日向ぼっこをするために外へ出ていたのですが、どうやら寒さがたたったようでした。2月でした。

家について、小さな箱に入ったモコちゃんと対面しました。白いティッシュをふわふわと回りに入れてもらって、モコちゃんは白いお花に囲まれているようでした。「あなたに会いたかったでしょうけどね。。。」と母親が言いました。既に手足は固くなっていました。私は大きな声でわんわん泣きました。

もっと可愛がってやればよかった。
もっと早くに家の中へ入れてあげればよかった。
もっと、もっと・・・と自分を責める言葉が沢山でてきました。
こうなる前に、もっと。

動物が好きな方なら、ペットロスの辛さは想像がつくと思います。私はこのとき、BBSHの卒論で自分が「ペットロス」について書くとは夢にも思っていませんでした。どんなに小さな生き物でも、その短い人生を一生懸命に生きます。他の動物に食べられたり、怪我をさせられたりすることはあるかもしれませんが、人間のように自殺したり、わざと相手を傷つけたりすることはありません。

「どうせ猫でしょ」、「所詮、犬だから」などと言わずに、小さな命を大事に大事にしてあげてください。小さくても、尊い命なのです。


2012/03/11

モコちゃんと私(2)

ショレショレのボロぞうきんみたいになっているモコちゃんは黙って抱えられ、そのままお風呂場へ直行しました。風邪をひかないようにと母が手早く洗うかたわら、私はタオルをたくさん準備しました。

タオルで包まれたモコちゃんはストーブの前で身体を拭かれました。ちいさくて、あばら骨がよくわかりました。

フカフカの毛皮に戻ったモコちゃんは、それでも小さくなっていました。「やっぱり、年をとったんだね~」と母親と話しました。毛皮に艶はなくなって、量も減って、ふたまわりくらい小さくなった感じでした。


モコちゃんは若い時、それはそれは美しいチンチラ三毛猫でした。長毛種特有のふわふわした長い毛皮で、本当のからだの大きさより何倍も大きく見えました。オス猫相手でも喧嘩をして、ほかの猫をよせつけませんでした。

モコちゃんは野良猫のお母さんから生まれました。弟がいました。お母さんはモコちゃんが小さい頃、交通事故で死んでしまいました。弟とはしばらく仲良くしていたのですが、その弟も、残念ながら交通事故にあってしまいました。モコちゃんは天蓋孤独でした。だからこそ、強気に生きてきたのだと思います。

モコちゃんは、家の中で過ごすようになって以来、よく私の後をひっつきまいつきしていました。トイレに立とうとしたときでさえ、「ミャーー(どこへ行くの?)」と抱っこをせがみ、「トイレだから、すぐ戻るから。」と言っても離れません。ついには抱っこしたままトイレに行くこともありました。あのころのモコちゃんは人間との生活や新しい家になじむという時期で、とても不安だったのだろうと思います。

そうこうするうちに、家族にも黙って抱っこされるようになりました。それでも、私が座っているとダイニングテーブルでも、ソファでも、畳の上でも、ひざの上に乗ろうとすぐにやってきました。人間に心を許すまでにはなかなか時間がかかるようでした。

人間もそうですが、本当は誰かと一緒に過ごしたい、と思ってもなかなか勇気がなくて言い出せなかったり、恥ずかしくて表現できなかったりします。それに、相手を心から信用できなければ、わざわざ傷つきたくないから、あえて一人でいることを選んでしまうことだってあるでしょう。モコちゃんはまさにそうだったと思います。そんな時に、私が「一人で頑張らなくてもいいんだよ。」と声をかけたのでしょう。


本日のメッセージ

【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。こんにちは、中村久美恵です^^ 今日もあなたが目覚めるメッセージ♡お届けします。 ...