2013/03/01

お勧めの紹介

いつの間にやらバレンタインも終わり、あさってはひな祭り!!最近はだいぶ日が伸びて、春を着実に感じます。

今日はここ最近、自分で「これはみんなと共有したい!」と感じたことをまとめて、ご紹介させていただきます。


■本のおすすめ

「母さんがどんなに僕を嫌いでも」 歌川たいじ 発行:エンターブレイン

母親から虐待を受けて育った男の子が、周囲の本当に心優しい人たちのサポートを受けながら、生きていく姿は感動です。漫画になっているので読みやすいです。
この本を通して、子どもたちへの虐待が暴力以外にも沢山行われていることがわかります。大人の心無い暴言(自分のストレスをこどもにぶつける)、無視してなかったことにする、サポートを提供しない、知識を与えないなど、大人の逃げ腰、関わりあいたくないという拒否が子どもたちを傷つけます。また、そういう大人を子どもたちは見抜きます。
たくさんの大人に読んでほしい一冊です。


「エンジェル・ナンバー」 ドリーン・ヴァーチューPhd. 発行:ダイヤモンド社

たまたま見た数字がぞろ目だった。同じ数字を同じ日に2度見た。あの車のナンバーはなぜか気になる。そんなときに活躍する本です。
数字についての神秘は、古くはピタゴラスの時代から研究されています。数字にはどんな「意味」があるのか、それは組み合わさることで私たちに何を伝えようとしているのか。まるでダビンチ・コードな世界ですが、事実、エジプトのピラミッドは四角形(4)と三角形(3)の組み合わせで出来ています。
日常で目にする数字にどんな意味があるのか、ドリーン・ヴァーチュー博士が聖なるエネルギーにつながって私たちにわかりやすく教えてくれています。


■サイトのお勧め

「What if ... we change」http://www.whatifwechange.org/magazine/
「もし私たちが変わったらどうなるだろうか。。。」という名前のサイト。(英語)環境学者でもあり、受賞歴のある映像製作者でもあるジョン・D・リュウが出演している下記の映像から知ることとなったサイトです。

http://youtu.be/YBLZmwlPa8A
この映像は47分間ですが、あっという間に感じます。現在、日本でも問題になっている黄砂やpm2.5。もとはといえば、中国の内陸部にあった広大な深緑地帯が猛スピードで激減していることに端を発します。過去10年間、中国は破竹の勢いで産業を発達させてきましたが、その影では、200箇所以上のがん村の存在、奇病の発生、深刻な地下水汚染などが隠されてきました。
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1692421

もし私たちが変わったなら、いったい、どれだけの自然を救うことができるだろう。
もし私たちが変わったなら、いったい、どれだけの子孫が繁栄できるだろう。
もし私たちが変わったなら、いったい、どれだけ私たちは健康に過ごせるだろう。
そんなふうに考えずにはいられません。
ベランダに植木鉢を置いてみよう。庭の雑草を抜いたら、何もない土の上に植えてみよう。ブロック塀の隙間に生えてきた小さな葉っぱを育ててみよう。
頭で考えるだけでは行動しないも同じです。


NPOアニマルフレンズ新潟 http://www.af-niigata.org/

この団体はフェイスブックを通じて知りました。なぜ他県に住む私が彼らをサポートしたいと思ったのか、その理由はサイトの自己紹介文にあります。

「私たち、アニマル・フレンズ・新潟は長年新潟に在住しているイザベラ・ガラオン青木 によって2008年に設立された小さな団体です。・・・すべての動物は年齢や、健康状態、または問題行動 などの有り無しに係らず平等に扱われるべきだと信じています。この信念に基づき、私たちは貰い手が見つからないと思われる動物や、他の動物愛護団体から拒 否された「難しい」動物たちを率先してレスキューしてきました。・・・協力を求められれば、全国どこのレスキューグループからも動物たちを引き取り里親を探すお手伝いもしています。」

私はこの文章を読んで、動物を拒否する動物「愛護」団体がいるのだ、ということを知りました。自分の中では、そんなイメージがなかったんですよね。きっと、さまざまな事情があるのでしょう。

また、彼らからは地域という垣根を越えて、動物のために尽くす、という姿勢も感じました。ときどき耳にするのは、動物愛護団体やグループ同士のけなしあいや足の引っ張りあい。また、自治体の市議会員が人気獲得のために「意図的に、特定の」動物愛護団体を支持するという話も聞きました。

 あえて世間から拒否された動物たちを引き取って社会性を学ばせ、万が一、飼い主が見つからない場合は終生世話をする、という彼らのポリシーは素晴らしい、と思いました。まだまだ寒い新潟では、フリースのひざかけやバスマット、すのこなどを猫たちのために必要としていらっしゃいます。ドッグフードはどれだけあっても足りません。

でも、彼らが一番必要としているのは、一生家族として迎えてくれる動物たちのための新しい家族です。もし、あなたやあなたの友人や知り合いが新しく犬や猫を飼おうと思っているのなら、ぜひ、彼らに連絡をしてみることをお勧めします!



2012/12/29

本気でかかわる、ということ。

最近の新入社員のかたがたは、親御さんに怒られた経験があまりないのでしょうか?

インターネットで見つけたこの記事によると、怒られること自体、期待の裏返しだ、と理解している方も多い一方で、「叱らずに、普通に教えてよ」という方もいますね。

そりゃあ、なかには理不尽な怒り方をする上司もいます。(掃いて捨てるほど。)理不尽な左遷(異動)をさせる上司もいます。(掃いて捨てるほど。)そういう例外は別として、やはり、他人と本気でかかわる、ということがなくなってきているのでしょうか。

そういう人間が、動物を飼うと、どうなるのでしょうか?実は、動物とて、人間が本気でかかわると違ってきます。

先日、近所の犬が別の犬を噛む、という事件がおきました。どちらの犬も知っている私にとっては、とても辛いことでした。

どちらもメス犬なので、A子とB子と呼ぶことにします。(?)

A子は太目の3歳児で、わんぱく&姉さん気取りです。実は怖がりな一面もありますが、近くの原っぱでは、よく散歩ひもを付けたまま放してもらって、自由に走り回っていました。

自由にさせてもらっていたのは、お母さんが足が悪くて走れないこと、お父さんは毎日仕事が遅くて散歩に連れて行けないこと、だからA子をかわいそうに思ったお母さんが「せめて、少しでも運動させてあげたい」と思ったからでした。

それに、A子はちょっとおでぶちゃん。それは、仕事帰りのお父さんが夜10時頃、夕飯を食べるときに、かわいいA子に必ずご飯のおすそ分けやおやつをあげるから。(夜遅くに食べると太るのは人間と同じ?)

そんなA子は、めったに怒られたことがありません。怒られるときはお母さんが声を強めて「A子!!」と呼ぶだけ。お母さんは力もないので、体罰をしたことは1度もありません。お父さんは1度だけおなかを蹴りました。それは、あまりにA子が前のめりに(ほふく前進状態で)散歩ひもを引っ張ったために、それをやめさせようとしたときでした。

その日も、A子はワシワシ原っぱを走っていました。お友達の女子犬と一緒に、いつものように「わたしの原っぱ」を縦横無尽に走っていた、そのとき。

2匹の姿が見えなくなったあたりで、「きゃん!!!」という犬の叫び声がしました。

女子犬の飼い主であるお父さんが、「ごるらぁ~~~!!(こらぁー!!)」と言いながら一生懸命走りました。女子犬はA子より年下なので、A子の味方をします。いつも一緒に遊んでいるから、当然のこと。だから、けんかになったときには要注意なのです。

追いついてみると、ご近所の男性が白い犬、B子を散歩させている途中でした。

A子がB子の後ろももに噛み付いたので、(しかし幸いにも軽かった!)少し足をびっこさせていたそうです。飼い主同士がお互い顔見知りということで、その場で「だいじょうぶですか?血はでていませんか?」と聞いて「だいじょうぶだよ」で終わりました。

女子犬の飼い主さんは、B子のお父さんも知っています。彼らの前で、女子犬はこっぴどく怒られました。「ごらぁ!!ダァ~メッ!!!」それこそ、雷が落ちたような大声。女子犬は尻尾を巻いて、小さくなって逃げ回りました。普通ならこのあと、蹴られるからです。(幸いにも今回は蹴られず。涙)

A子も女子犬のお父さんに怒られました。「ごらあっ!!なんしよっかぁ!!お前はあっ!!ごらあっ!!」びくびくしながら、それでもお父さんの顔を見続けるA子。

犬が視線をはずさないときは、相手にけんかを売っているときです。通常は、けんかにならないように相手と(人間とも)目を見ないようにしています。

そう。A子は怒られつつも、女子犬のお父さんに対して、決して負けてはいなかったのです。

やっとA子のお母さんがおいついて、散歩ひもをもったとき、A子は女子犬のお父さんからコンコンと説教されたのですが「何がぁ~?」とまったく気にしていない様子。これには驚きました。

犬をしかるときには、現場を押さえなければなりません。時間が経過してから怒っても、何を怒られているのか理解できないからです。(動物は、常に「いま」を生きています。)

A子のお母さんはショックで言葉が出ないようでした。相手の方が「だいじょうぶだよ」と言ってくれたものの、ご近所さんだからこそ気を遣うことがあります。そんなお母さんの気も知らず、A子は「ふんふんふ~~ん」と葉っぱのにおいをかいでいるのでした。

お友達の女子犬は、なぜお父さんの怒りが本気で、どれほどのものかというのをすぐに理解したのでしょうか。

蹴られたことが何度もあるから?それもあります。
何度も怒られているから?それもあります。
でも一番は、お父さんが「本気だった」ということです。

読者のなかには「まあ!犬を蹴るなんて!!!」とお怒りのかたもいらっしゃるかもしれません。わたしも最初はそうでした。わたしは決して体罰を容認するわけではありませんが、この飼い主さんがどれほど女子犬を好きかも知っているのです。

どんなに忙しくても、どんなに遅くなっても、どんなに酔っ払っても、必ず散歩に連れて行く。ごはんやおやつは欠かさない。その上、犬のご飯は手作り。自分が苦手な掃除は、お手伝いに来てくれるおばちゃんが助けてくれる。

女子犬はお父さんが本当に自分のことを好きでいてくれるから、怒られたあとも、尻尾をふって一緒に帰っていくのです。

A子のお母さんが犬を怒れないのにもわけがあります。

昔、働いていた会社の人が、犬にひどい虐待をしているのを見てしまいました。その人は犬を建物の2階から放り投げて捨てたそうです。

信じられますか?

お母さんはとても繊細な人で、その光景がずっと目の奥に焼きついて離れなかった、だから、まさか、自分が犬を飼うことになるなんて、予想もしなかった、と言っていました。

このお母さんは自分のトラウマを乗り越えて、自分の夫がもらってきた犬を育てることにしたのです。自分の足のことや、病院通いのことも含めて、A子のおかげで前向きに変わったのです。

怒る、というのは誰にとっても嫌なことかもしれません。でも、嫌なことである前に、相手にとって「だいじなこと」、「気づくチャンス」であることも間違いありません。

このお母さんが今回の出来事を乗り越えて、自分の愛犬を本気で怒れるように、強くなってほしいと願っています。そして、誰もが、自分のために立ち上がる勇気を持っていることを書き添えます。

長い記事を最後までお読みいただいてありがとうございました。
2012年も終わりです。
どうぞみなさま、よいお年をお迎えください。
また、来年。




2012/12/19

年末、いろいろ。

久々の更新です。みなさん、お元気ですか?

冬至まであと2日、マヤ暦の終わりまであと2日、クリスマスまであと6日、年賀状の元旦到着締め切りまであと6日、大晦日の紅白歌合戦まであと12日。13日目は新年ですよ?11月からマッハで時間が過ぎて、先月を去年に感じます。


先日、「ゴマブッ子」さんのブログを偶然読んで、感心しました。読みやすく楽しい文章と的確なアドバイス。すごい人がいたものだわ!そしてまた、斬ってほしい女性の多いこと、多いこと(笑)もし、みなさんがまだご存知でなければ、ぜひチェックしてみてください。


さて、都会ではクリスマス・イルミネーションが美しいこの時期、田舎のクリスマスは限りなく地味です。はっきり言って、普通の日とかわりません。それでも、個人的には10月くらいから竹内まりあさんの「素敵なホリディ」という曲(♪ク~リスゥマァスゥがこっとしぃもぉや~あってくっるぅ~)が頭をぐるぐる旋回しはじめ、外国のチョコやクッキーやクリスマスのアドベント・カレンダーを買って盛り上がりました。ました、と過去形なのは既に盛り下がっているからです。


なぜか?


11月下旬にPCが壊れたからです(涙)4年しか使ってないのに。でも、ITの世界で4年前、というとまるでシーラカンスとか、カブトガニとか、パオー!と鳴く恐竜でも出てきそうなくらい、昔のことなのでしょうか。サポートサービスなんて、とっくの昔に終わっていました。結局、やすーい新品を買うことになりました。まあ、そのおかげでデータ&メールの整理整頓が強制的に実行されたのですけどね。


その新品PCですが、動くのが早くて、ついていけなくってよ?(ゴマブッ子さん?)あっという間に起動されて、「ほら、早くパスワード入れて!」の画面になってるし、非常に反応がよくって「えー?何でこの画面に変わったの?」と焦る、焦る。そんな中、数年前に秋葉原でお世話になった修理屋さんを思い出しました。


修理屋さんなんて初めて行った私は、「きっと、頭がボサボサで、服も無頓着な感じで、黒縁のすごく分厚いめがねをかけてて、レンズは脂で汚れてて、愛想が悪くて、AKBを追っかけていそうな、できれば近寄りたくないような人がでてくるのよ!」と恐れおののいていました。(笑)


すると、想像以上にこざっぱりしたお兄さんが登場。(笑)PCのデータを取り出す作業は、私とついてきてくれた友人が初アキバdeランチをしている間にサクサク進み、あっという間だったのでした。


このお兄さん、本当にすごくて、「不可能はない!!」という自信満々、ありとあらゆる質問にわかりやすく答えてくれて、その上、キーボードをたたく指が、本当に、冗談抜きで、「目に見えない速さ」だったんです。あのスピードを見た瞬間、「こんな人が世の中にいるなんて?!」と恐怖が尊敬に変わりました。今ごろ、何してるのかなー?(笑)


しかも、お兄さんの作業台の上にあったPCは英語のウェブサイト画面になっていて、その雰囲気から「イケないことを可能にするためにアクセスするサイト」な香りがプンプンにおっていました。最後に必要なものを全部受け取ったときに「これ、前のPCの部品ですけど、お返ししますね。これがPCに残っていると、普通は無理ですけど、自分たちみたいな(プロ)には、全部データを復帰できちゃうんで。」と、恐ろしいことをさりげなく教えてくれたのでした・・・。


ちなみに、昨年、PCを地元の修理屋さんに持っていったら、私よりもわからないお兄さんが出てきて困りました。(涙)なんだかんだいって、秋葉原のお修理お兄さんのレベルは、エベレストくらい高かったのよね、と改めて思った次第です。


この年末、壊れたものがもうひとつ。自転車の鍵についていたキーホルダーです。鈴だけ、ビューン!!と飛んでいってしまい、紐だけになってしまいました。何か、古いものを手放す時期なのでしょうか。


先日、ご近所の方が「中古屋さんを呼んで、いらないものを引き取ってもらう」というので、うちにも来てもらうことにしました。年末だし、ちょうどいいタイミング、と思い、押入れを大掃除。あるわあるわ、「かつては必要だったもので今はいらない物」。ごみを捨てるのにもお金がかかりますから、誰かに使ってもらえるなら嬉しい限りです。たっぷりと引き取っていただきました。


スペースが出来ると、気持ちの上でも何か新しいものがほしくなるのでしょうか?寒さ対策として、カジュアルウエアのオンラインショップをのぞいて見ることに。軽くて、暖かそうでいいなあ、といろいろ見ていて、ふと、「これって、どんどん新しいものが出てくるけど・・・?」と疑問がわきました。


流行を作り出して商戦を勝ち抜く企業努力は否定しません。一方で、100年以上続く老舗が、いまも同じデザイン、同じ素材で作る服があります。


海外に行くと、みなが自由な服装をしているなあ、と感じます。「私はこれが好きで着てるのよ」的な自信も感じます。一方、東京ではいったん何かが流行りだすと、そのデザインが非常に多くなって、それ以外の服を探すのが大変になります。


不況の時期にはスカート丈が短くなると言われます。(布地が少ない=経費を押さえられる)60年代にツィッギーが流行ったとき、そして今もそうですね。寒さ対策に長~いダウンコートがほしいと思っても、なかなかありません。ロング、といっても膝上丈のものが多くて、「これはミディアム丈じゃない?」とPCに向かって愚痴ります。(笑)


ゆる~く被れるニットワッチを探していると、カシミヤで編まれた商品を見つけました。お値段は張りますが、使いやすそうだし、何よりウールは温度調節できるから、魅力的。ああ、そうか、私はサスティナビリティな商品が欲しいのかと気づきます。(そんな歳になったとも言う、汗)


シンプルなデザインで、よい素材で、多少高くても、長く使える商品。大切につくられたモノで、メンテナンスの相談にも乗ってもらえる。そういう商品を、もっと生活に取り入れたいんだな。まるで、畑や家庭菜園みたいだなあ、と思っているとインターネットでびっくりなニュースをみました。


フロリダ州のオーランドでは、自宅の庭に野菜を植えると市当局から注意されるのだそうです。(なので、美しい芝生が広がるわけですが。)注意された人はあきらめるどころか、署名運動を始めたそうです。「いいじゃない、植えたって。有機栽培の美味しい野菜が新鮮なまま食べられるのよ?人々が健康になれば、アメリカの社会保障制度に使われる年間予算だって減るのよ?なに反対しちゃってるのよ!」というのが正直なコメントですが、人々が健康になると困る人々もいるのかもしれません・・・。


みなさんは年末年始、風邪など引かないように健康管理に気をつけてくださいね。暴飲暴食は、したいだけした後のことを考えましょうね。どうぞ楽しい年末年始をお過ごしください♪



2012/10/30

ペットロス。

「ペットロスって?」そう、聞き返されました。

Aさんのお知り合いのBさんが、息子同然に育てて可愛がってきた老犬をなくされたそうで、それ以来、元気がないという話を聞いたときのことです。「ペットロスじゃないかしら?」と言った私に、Aさんが最初の質問をされました。

ペットを失うことは家族のメンバーを失うことと同じくらい辛いこと・・・に感じられる人も、この世の中にはたくさんいるのです。

話によると、Bさんにお子さんはいらっしゃらず、ご主人と二人暮らしだったそうです。しかし、そのご主人もだいぶ前に他界されて、それ以来、老犬とずっと一緒に暮らしていたのだそうです。

17年も生きた大きな茶色の犬でした。最後は歩けなくなり、トイレが間に合わずオムツをつけていたそうです。犬はプライドが高く、最初のうちはオムツを嫌がっていたそうですが、とうとうあきらめたそうです。

Bさんは自分も定期的に病院通いがある70代。家を不在にするときには、犬の下血をとても心配しながらだったそうです。部屋中に新聞紙やオムツをしいてから外出していたとのことでした。

田舎にはペットシッターさんがいません。いや、いるかもしれないのですが、年金生活者が利用できるような安価な「老犬シッター」さんは皆無なのです。

この話を聞いて、私は本当に考えさせられました。

どんなペットも年を取る。その時、自分はどこまで面倒みれるだろうか?
自分はその時、何歳になっているだろうか?

車を運転しないBさんは犬を動物病院へ連れて行くのも往生して、携帯電話で写真を撮って、それを先生に見せて判断を仰いでもらっていたようです。

訪問看護を手伝ってくれる動物病院は、私が住む市にはありません。訪問してくれる病院だって、本当に数えるくらいです。それも、最後の瞬間を看取るため(安楽死の注射をするため)だったりします。

身体に床ずれが出来て、痛みがあったのでしょうか、犬は夜中に「くぅ~ん、くぅ~ん」と鳴いていたそうです。Bさんは痛みを代わってあげることができない自分を責めて、さらには睡眠の質も落ちました。病院の先生に訴えるも、睡眠導入剤を飲み始めて身体が慣れてしまうのが怖くて、しょうがなく犬を気にしながら昼寝をうつらうつらとしていたそうです。

人間の看病も大変ですが、動物の看病も大変なのです。

最初は家族のメンバーがいても、Bさんのように、やがていなくなる場合も年齢によってはあります。本当に犬が好きな人は年老いてからも一緒に過ごしたいと願います。

犬がなくなって数日後にBさんに会いました。全身、黒っぽい服でした。きっと、喪に服していたのでしょう。だいぶ泣いたのでしょうか、目も赤っぽかったのを覚えています。

「最後まで、よく頑張りましたねえ。だいじょうぶですか?」と私が言うと、「あらー、(動物病院の)先生みたいなこと言うのねえ。」と明るく笑ったあと、最後の瞬間は平和で静かに逝ってくれたから、それだけは本当に良かった、と話されました。

「今度は病気やケガのない世界だから、安心ね。」と言うと、「そうねえ・・・。」と何やら思いめぐらしているようでした。

心理的、精神的に大変だった時期、動物病院の先生がだいぶ相談相手になってくれたそうです。そして、犬がなくなったことを報告に行くと、「これからも、何もなくてもいらっしゃい。」と言ってくれたのだそうです。

ペットロスはまるでうつ病のような状態になります。愛する人を亡くしたことのある人なら、簡単に想像がつくでしょう。すべてにおいてやる気がうせて、自分がなぜ、何のために生きているのかさえ、わからなくなります。食欲は落ち、外出もしたくなくなります。もっとできることがあったのではないか、と自分を責めます。

Bさんは「じゃあ、またね。」と最後まで笑顔でした。やれるだけのことは、全部やった。でも、まだふっきれない。明るくするのも疲れる。そんな顔でした。

ペット保険に入れる人は幸せです。それだけ余裕がある証拠ですものね。でも、子どもの人口よりペットの数が多い国となった今、老人がペットを飼っている場合も多々あります。年金生活、車なし、借家生活をつましくしている人たちが困ったときに、いったい、だれに助けを求めればよいのでしょうか。老犬介護、ペットロス。どちらも、今後の課題です。


2012/10/25

私に必要だったもの。

フェイスブックでは既にご紹介したのですが、最近、「コンシャス・コンフリクト(葛藤の意識)セミナー」の無料電話ワークショップに参加しました。(ホームページはここをクリック。PC用、英語です。日本の国旗マークをクリックすると、概要を日本語で読むことができます。)


これが、本当に、日常が変わるのです。「え~?!」という方もいらっしゃると思うので、私のいくつかの実体験をシェアしたいと思います。


1. ○○が欲しいのに、いまだ手に入らないー!

セミナーで習った手法を繰り返してみると…なんと、「いらないよ!」という無意識の声が発覚!子供の頃に気付いてほしかったのに気づいてもらえなかった、という心の傷が関係していました。こどもがすねて、本当は欲しいのに「いらないよ!」と言っている声、といったらおわかりいただけるでしょうか?これじゃ、手に入らないはずだ。。。(汗)


2. 高価なギフトをもらったけれど、なんか悪い気がする。。。

ありがとう、と受け取ったものの、何かしっくりこない。すると…大事だったお人形を知らない間に捨てられてしまった(多分、汚かったから?)という悲しみを再体験しました。大切なものは手に入れてもなくなってしまう、という心の傷でした。世のお母さん方、こどもに黙って古いおもちゃを捨てちゃだめですよ!

この話には続きがあります。心の傷が癒されたあと、お米10kg、なかなか手に入らない天然酵母の手作りパン、彼岸花の立派な球根たち、エッセンシャルオイル2瓶、植物の雑誌が全部無料で、そして新しいお客様もやってきました。アバンダンス(豊かさ)~♪


3. △△が必要と思って買ったけれど、無駄使いじゃなかったかなあ・・・

なくても良かったのかな?と不安になったのですが、これは純粋に欲しいと言ったものを買ってもらえなかった子どもの悲しみや怒りにつながりました。手を伸ばし、しっかりつかんで、自分の胸に引き寄せる、というジェスチャーを通して、欲しいものは手に入らないという傷を癒すことができました。すると、不安が「届くのが待ち遠しい!」というウキウキした気分に変わってしまいました。


4. □□の電話に出たくない。でも対応しないと。どうしたらいい?

以前、電話で話したときにがっかりさせられた相手。でも、大人の対応をしたい。だからセミナーで習ったことをやってみました。すると、裏切られたという怒りの感情ののち、心の傷が氷の分厚い壁の家に隔離されていて、世界との絆を断ち切っていたことがわかりました。私のハートが必要としていたのは、「どんなひどい目にあっても、生きていけるよ」という励ましの言葉でした。


5. XXを書きたくないんだけれど、資料のためには必要。なぜ書きたくないと思っちゃうの?

どんどんたまってしまう書類。困っていると、「何でも言ってはいけない」という心の傷がでてきました。子どもの頃、転校生だった私は、先生や友達の方言になかなかなじめず、苦労したことがありました。みんなと違うことを言うと、仲間外れにされる、と思ったのでしょう。深呼吸をすることで、喉が楽になって、「どんなことを言っても(書いても)だいじょうぶ」という言葉を繰り返しました。もちろん、書類は完成しましたよ。


自身の中にある大小の葛藤を味方につけて、そこから流れを変えていくと、その先には平和とハーモニーが広がります。ご興味のある方はどなたでも、一連の流れを無料の電話セミナーで体験することができるそうです。フェイスブックのこちらのページで情報を見ることができますよ。



本日のメッセージ

【自己紹介】 中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖動物が大好きなエネルギーヒーラーです💛犬2匹猫30匹をお看取りした経験から、ペットロスのヒーリングサポートをしています。こんにちは、中村久美恵です^^ 今日もあなたが目覚めるメッセージ♡お届けします。 ...